「耳で読む読書の世界」 [読書メモ2012]
「耳で読む読書の世界」 二村晃 2010/06

著者は元電通秘書役。現在全盲。 音訳(朗読)の内情、日本語を読む際の問題点などについての本。
視覚障害者には「朗読」よりも「音訳」が使われるているそうだ。「主体的に読む読書」という意味合いがあるという。
対面朗読というものがあり、1冊に一ヶ月くらい掛かる。その際に出る問題点がこの本のテーマだ。
問題点は、読めない漢字、(無意識の)読み間違い、同音異義語などだ。
読めない漢字は誰しも結構あると思う。大体は読めなくても漢字から意味が分かってそのまま通過してしまうが、音読ではそうは行かない。ラジオのアナウンサーのようなものだからだ。対面朗読ではヘンとツクリで説明したりするという。最近の本は固有名詞以外は常用漢字の範囲程度になっていることが多いが、作者によってはワザと旧漢字などを使うのでやっかいだ。地名などの難読な固有名詞は調べれば分かるが、人名で振り仮名が無い場合は誤読は不可避だ。最近のキラキラネームではなく、「幸子」などでもそうだ。
無意識の読み間違いは、単純な読み間違い以外に、間違った知識というのがある。著者が合った例では「強引」をゴービキ、株式「上場」をジョウバ、「市井」の評判をイチイなど。自分で黙読している分には何ら困らない。まれにしか使わない言葉は、間違って覚えても修正されにくい。
同音異義語の問題をこの本では「同音衝突」と表現している。「異義」自体に異議が多いからだろうか。広辞苑によれば、異義語が多いのは、コウショウで48語、コウコウで41語、シコウ39語などとなっている。
目からウロコならぬ、耳からウロコの本だ。

著者は元電通秘書役。現在全盲。 音訳(朗読)の内情、日本語を読む際の問題点などについての本。
視覚障害者には「朗読」よりも「音訳」が使われるているそうだ。「主体的に読む読書」という意味合いがあるという。
対面朗読というものがあり、1冊に一ヶ月くらい掛かる。その際に出る問題点がこの本のテーマだ。
問題点は、読めない漢字、(無意識の)読み間違い、同音異義語などだ。
読めない漢字は誰しも結構あると思う。大体は読めなくても漢字から意味が分かってそのまま通過してしまうが、音読ではそうは行かない。ラジオのアナウンサーのようなものだからだ。対面朗読ではヘンとツクリで説明したりするという。最近の本は固有名詞以外は常用漢字の範囲程度になっていることが多いが、作者によってはワザと旧漢字などを使うのでやっかいだ。地名などの難読な固有名詞は調べれば分かるが、人名で振り仮名が無い場合は誤読は不可避だ。最近のキラキラネームではなく、「幸子」などでもそうだ。
無意識の読み間違いは、単純な読み間違い以外に、間違った知識というのがある。著者が合った例では「強引」をゴービキ、株式「上場」をジョウバ、「市井」の評判をイチイなど。自分で黙読している分には何ら困らない。まれにしか使わない言葉は、間違って覚えても修正されにくい。
同音異義語の問題をこの本では「同音衝突」と表現している。「異義」自体に異議が多いからだろうか。広辞苑によれば、異義語が多いのは、コウショウで48語、コウコウで41語、シコウ39語などとなっている。
目からウロコならぬ、耳からウロコの本だ。







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